【メリット無し】学資保険とは?今はデメリットだらけ?【代わりの商品】

学資保険
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子供が出来たら「学資保険」という言葉を耳にすると思います。

そう、「耳にする」事が多いと思います。

それは、周囲の人から、特に両親から「学資保険はかけておきなさい」と言われることが一番多いと思います。

しかし、それは昔の話です。

学資保険を掛けるメリット、デメリットなど、現在における学資保険と学資保険に代わる商品を解説します。

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学資保険とは?学資保険のメリット・デメリットなど

学資保険とは?学資保険のメリット・デメリットなど

学資保険とは以下のような特性のある貯蓄性の保険です

  1. 進学資金(15歳満期・18歳満期)の準備
  2. 子供の医療保障(死亡保障付きも)
  3. 契約者に万が一があった時に保険料免除

学資保険の大きな特徴としてはこの3つがあります。
進学時の資金作り、これが一番推してくる部分だと思います。15歳満期という高校進学のためのものもありますが、これは正直いらないと思いますが、主には大学資金の準備を、というフレーズでセールスします。

学資保険を掛けている間に子供さんが入院した時などに入院保障などがもらえます。

そして、大きな特徴としては、契約者に万が一があった時に保険料を払わなくてよくなります。もちろん、満期保険金は貰えます

基本的なセールストークとしては「確実に大学資金作りが出来る。子供さんがケガなんかして入院しても保障される。途中で契約者が亡くなっても大学資金は心配いらない」こんな形で保険会社はおすすめしてくると思います。

学資保険が良かったのはメリットだらけだった大昔の話

学資保険が良かったのはメリットだらけだった大昔の話

上記の3つが学資保険の特徴です。実は、親世代の人たちが学資保険をすすめる理由がもう一つあります。

  • 掛けた保険料より大きく戻ってくる(返戻率が高い)

20年、30年前はこれがあったんですよ。私の知ってる学資保険で70万保険料を納めて100万の満期保険金というのはザラでした。その間に保障まで付いてるんでそりゃお得ですよね。
当時は預貯金の金利も6%とかすごい時代で、更に預貯金より大きく増やせた学資保険はどう考えても掛けておかないと損と言える内容だったんですよね。

令和の現在、この特徴は全くなくなっています。
返戻率100%=掛けた保険料と満期保険金が同じ=損はない(掛け捨てはなし)
という形ですが、現在の返礼率は90%台が多く、大昔に良かったかんぽ生命の学資保険は今や80%台です。

掛けた保険料より多くもらえる学資保険の注意点

令和の現在も、返礼率が100%を超える、いわゆる掛金よりも多くもらえる学資保険もわずかながら発売されています。ソニー生命なんかは有名ですね。そういう学資保険は預貯金で絶対に引き出したくないお金があるなら検討の余地ありですね。

他にも返戻率100%以上で提案してくる学資保険もあるかもしれませんが、注意点があります。

色々な特約を外して外してやっと返戻率100%を維持している可能性もあります。

返戻率は良いけど、保障内容をよく見ると、契約者が亡くなった時に保険料免除(払わなくてよくなる)が無かったりするんですよ。入院保障もなしだと、ただの積立です。

条件によって返戻率が上がっていく提案をしてくる時は、ほとんどの場合こういう特約や条件を外してくる事が多いです。話を聞く際はよく聞いた方がいいですよ。

学資保険に契約者が万が一があった時の実情

学資保険に契約者が万が一があった時の実情

私自身、学資保険はたくさん契約していただきました。その中で、本当に契約者に万が一があった方もいます。確か5件くらいありました。

子供さんが小さいうちに親が亡くなるなんて、本当に悲しすぎてお客様の顔も見て話する事ができないくらいでしたが、契約者が亡くなった時はその学資保険は保険料免除制度により保険料は払わなくてよくなります。

しかし、ここで窓口の実情です。

ほとんどのお客様が解約して解約返戻金として受け取る方を選ぶんです。

契約者が一家の大黒柱のお父さんになっている契約ばかりだったんですが、大黒柱を失ってお金が必要になる場合が多いようなんです。貯蓄が十分にあれば別だと思いますが、そういう家庭はあまり学資保険かけないんですよ。

18歳に満期を貰うまでに少しでも今必要なお金が欲しい、そういう判断をする家庭ばかりでした。

契約者が祖父母の場合は話は別になると思います。最近は保険料自体が高くなってあまり見ない契約形態になりましたが、10年20年前はよくありました。
お金を持ってるおじいちゃんおばあちゃんに貯金代わりに学資保険にどうですか?というセールスですね。
返戻率が高い頃は、まとめて保険料を払うと割引される制度とダブルでお得だったんですよね。

ありきたりの言葉ですが、昔は良かったんですよ(笑)

今の学資保険はデメリットだらけ・代わりに貯蓄は積立、保険は保険

今の学資保険はデメリットだらけ・代わりに貯蓄は積立、保険は保険

年々保険料が高くなっている学資保険を掛けるメリットは保険料払い込み免除くらいでしょう。
先ほど言ったように、実際に契約者が亡くなってしまった時は契約を解約する事が多いという現状があります。大黒柱を失うと、その時点でお金が必要になる事が多いようです。

それを考えると、学資保険よりも大黒柱には生命保険で掛け捨てで安い定期保険で死亡保障をつけるべきでしょう。

子供が生まれたばかりの30歳男性で考えてみると・・・

ライフネット生命で30歳男性に20年間500万円の死亡保障をつけた試算をしてみると、月々の保険料は878円です(2022年6月現在)

大学資金として200万円を準備するためには以下のような商品を準備しました

毎月9,000円の積立 = 18年で1,944,000円貯蓄できます。

預貯金はほぼ利息は付かないので増えない、その代わり収入は少しづつ上がると期待すれば、毎月の積立額は少しでも増やしていけると思います。

更に言えば、18年という長期間積立するなら積立投資信託を選択するべきです。

積み立てで投資信託した場合、10年以上継続したら今までマイナスになった時は無いんですよ。バブル崩壊やブラックマンデー、リーマンショックなどの金融危機の期間を含めてもです。

積立投資信託の平均年間リターンは5%以上です。

  • 毎月5,000円を投資信託に積立、5%運用で18年続けたら約175万円
  • 毎月4,000円を普通に積立で貯蓄して行けば18年後には864,000円

投資信託は変動がある商品ですが、投資信託と預貯金のダブル積み立てで2,600,000円超です。

  • 定期保険で500万円の死亡保障 878円
  • 積立投資信託 5,000円
  • 積立貯金(預金)4,000円
  • 合計 9,878円(18年で2,133,648円)
  • 18年後(子供が高3)で260万円

18年後に260万円ですが、それまでに掛かったお金は213万なので47万円お得です

比較としてかんぽ生命の学資保険を例に出します

  • 満期200万(18歳満期)
  • 子供の入院保障(1日1,000円)
  • 契約者に万が一があった時は保険料免除

同じ30歳男性で男の子が生まれたばかりに加入した試算では

1ヶ月の保険料 = 10,110円

満期までに掛かる保険料の合計は218万を超え、18万円捨てる事になります。

投資は怖いって人で全てを積み立て貯金で200万近く貯めて、父親に500万の死亡保障を付けても9,780円ですからね。

もし途中で父親が亡くなったとしたら、定期保険だと500万円がその時に入ります。
そのまま積み立てを続けるのも可能になると思いますし、たちまち必要になる費用も賄えると思います。

学資保険だと単に保険料が払わなくて良くなるのと200万の満期があるだけと言えます。

どんだけ学資保険が無駄な保険料払っているかがお分かりいただけたでしょうか?

かんぽの学資は入るなとは言いませんが、入る意味が私にはわかりません。
他の民間の学資保険も、掛け捨てが出るものは入る意味が無いでしょう。

今の学資保険の大きなデメリット!保険料が高すぎる!

今の学資保険の大きなデメリット!保険料が高すぎる!

学資保険は無駄な手数料が保険料に含まれています。

学資保険だけでなく、保険会社はお客様から保険料を集めて大きな資金を運用します。その運用成果を会社の経費に充てます。余った分はお客様に還元する、という形態です。

運用は株式に投資したり不動産に投資したり、海外の金利の高い国債を買ったりと、多種多様な投資方法をプロに任せて運用します。そのプロに多額の報酬を払っています。保険会社などの機関投資家に雇われている投資のプロの年収は軽く1000万超えという話を聞いた事がありますがウソではないでしょう。

費用が掛からなくて増やせる運用先としては、日本国債や預貯金があるんですが、これが今は超低金利で保険会社からしても全然増えなくてどうしようもない状態です。

リスクはあるけど株式や不動産の比率を高めて利益を出している保険会社がほとんどです。返戻率が高い学資保険を売っているところは、窓口がない(人件費がかからない)、運用が上手い(腕利きの投資のプロを雇っている)などがあります。

窓口で話をしてくる学資保険は既に無駄な経費を保険料から相当ピンはねしてます。だから保険料がバカ高いだけで私たちは何も得しないんです。

学資保険の代わりに【定期保険+積立投資信託】

学資保険の代わりに【定期保険+積立投資信託】

かなり長い前置きでした。ここまで読んでいただきありがとうございます。

ここからは答えです。

  • 学資保険は入らない
  • 親の定期保険 + 積立投資信託(以下積立投信)

これが最強でしょう、絶対にこれをおすすめします。

投資は怖いというのはもう古い話でありナンセンスです。
ナンセンスという言葉も古いですね(笑)
だって、保険会社もみなさんから保険料を集めて投資に回してますから。

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積立投信は10年以上続ける前提で言えば、間違いなく増やせます。今はコロナショック以降で不景気になっていますが、これは逆に捉えるとコロナ脱却=景気が良くなる、とも言えます。株価は既にそれを見越して上がってるんです。

万が一、20年近く積立投信を続けて大きな損になったとすると、同じように保険会社もとんでもない損益を出してるんです。長期間の積立投信がマイナスになる状況って、恐らく先進国全てがマイナス成長とかそういう大恐慌が来た時です。

もしそれが来たら・・・積立投信は負けるでしょう

そして、その前に会社が潰れますって(笑)

証券会社や窓口の社員は「絶対」は付けませんが、私は「絶対」を付けてもいいくらい積立投信は確実に増やせる投資方法だと言い切ります。

保険料払込免除は確かに良いように見えますが、毎月数百円で数百万の死亡保障を掛けた方が万が一には供えられますし。

もう学資保険はメリット無しデメリットだらけ

もう学資保険は終わりの時代です・・・・

郵便局の窓口に赤ちゃんを連れて行ったら我先にと学資保険のパンフレットを渡されますが、「掛け捨て」がいくらかと「積立投信と死亡保険に入った場合」とどっちがいいですか?と逆に聞いてみてください。

郵便局の社員レベルがもろに分かると思います(笑)郵便局は学資保険も扱えるし、投資信託も扱えるのに自分たちで加入したりしてないですからね。

だってね、売らないといけない自社商品を裏では「こんな高い保険誰が入る?」と笑ってますからね。自分たちで掛けたくない保険を無理矢理お客様には売りつけてくるから怖いですよ。

という訳で

学資保険は終わり、掛けない

貯蓄は貯蓄(積立投資信託)、保障は保障(安い定期保険)

こう考えるべきでしょう

最後までご覧いただきありがとうございましたm(__)m

 

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