保険は入ってるけどよく分からない、という人も多いです。
あの人に勧められたから、親が入った方が良いと言ったから、というあやふやすぎる契約をしている場合、絶対に見直した方が良い契約が多いのも事実です。
そういう形で契約したものは、本当に自分に良い保険かどうかも分からずに掛け続ける事も多く、多額な掛け捨てをしてお金をドブに捨てているかもしれません。
ここからは保険の見直しをすぐにした方がいい場合などを解説したいと思います。
すぐに解約した方がいい見直すべき保険が多い
保険って加入してからあまり気にしない人がすごく多いです。私自身も窓口にいたんですが、保険の保障内容など覚えてない人が多いんです。
こういう人のほとんどが、言われるがまま入った保険の場合が多いです。
私は自分の会社の保険にも懐疑的な立場でお客様とお話ししていましたが、10年で数百万という掛け捨てをする保険も知らずに掛けていたお客様も多数・・・やはり大規模不適正募集をしてしまうような会社の保険はダメだと思っています。
加入している保険の保障内容を見直すのは、めんどうだとか分からないとかいう人も多いですが、見直しなんか1時間もあればできるんです。
保険は人生において2番目に高い買い物と言われます。
それをしないで知らない間に保険会社に保険料を搾取される方がよっぽどだと思います。
すぐに解約した方がいい保険 その1・60歳以上の親世代がいいという保険
親世代、特に60歳以上の年代の方が保険は良い、掛けておいた方がいい、という方が多いです。
窓口等に親と一緒に行ったときに、するすると社員が出て来て親と仲良く話をしている、そして「子供さんも保険入ってます?」と親を通して聞いてきます。あなたの親は保険で良い思いをしているので何も考えずに「あなたも入っておきなさい」と契約させれてるパターンも多いです。
60歳以上の人が入っていた保険は神のような保険
60歳以上の方が入っていた保険は、本当にすごい保険だったんです。30年前は掛金よりも大幅に満期保険金が戻ってきてたんです。預貯金の金利もすごく良かった時代ですね。
特に郵便局の貯蓄タイプの養老保険などは、1000万円の満期に対して800万円くらいの掛け金で済んだ時代もあり、郵便局の保険はいい、という高齢者が多いんです。
これは今となっては完全な時代錯誤です。郵便局の販売しているかんぽ生命の保険は日本一掛け捨ての多い保険ですよ。年寄りのいう良い、は今では通用しません。
もし10年以内に親が良いと言って入っている保険はよく見直す必要があります。特にここ5年以内にかんぽ生命の保険に入っていたら、とてつもない掛け捨てがある場合が多いです。
掛け捨て金額を見て、保障額を見て、毎月2000円で10,000円の入院保障の付く都道府県民共済と比べるのがいいでしょう。
すぐに解約した方がいい保険 その2・保険外交員にすすめられて入った保険
家や会社に訪問してくる保険外交員。保険のおばさんたちですね(笑)
この保険外交員の勧めてきた保険もよく確認する必要があります。
例えば、独身なのに異常に高い死亡保険金が付帯している、数年後には一気に保険料が上がってしまう保険に加入している、など、その時にちゃんと説明したのかあやふやになっている場合が多いと思います。
説明受けてない、と言っても、保険の契約の際には色々な書面にあなたは署名しているんですよ。これを持っている保険会社は、ちゃんと説明してサイン貰いましたよ、と言い切れちゃいます。聞かななったあなたが悪い、そうなります。
保険外交員が勧めてくる保険は「ノルマをクリアするために都合の良い保険」に他なりません。死亡保障が異常に高い保険は、死亡保障の金額でノルマがクリアされてるんですよ。保険外交員は「あなたは1年で10億円の保険を売りなさい」とノルマを懸けられて、その10億円は死亡保障金額なんです。
私のような独身が死亡保障に1000万も2000万も必要な訳がありません。その分は確実に大きな掛け捨てになる部分です。
保険外交員はかわいくて若い女性社員を引き連れて訪問してきますが、じっくり拝みながら話を聞いてきちんと断りましょうね(笑)
すぐに解約した方がいい保険 その3・郵便局で入ったかんぽ生命の保険
大規模な不適正募集が発覚した郵便局ですが、本当の原因、ノルマ体制やパワハラ体制を実施していた人間の処分はほとんどされずに幕を引きました。そのうちまた同じ問題を起こすでしょう。
過去に不正を行った会社は2度3度やるんですよ。特に郵便局は恒例行事のように数年ごとに数億円の詐欺、詐取が発覚しています。どこをどうとっても信用できないんですよね。
郵便局の保険はかんぽ生命の保険ですが、とにかく高くて掛け捨てが大きいです。ここ最近、入院保障が新しくなり、もし入院した場合は多額の入院保険金がもらえるタイプになっていますが、その分、びっくりするくらい保険料が高くなっています。
不適正募集で経営も悪くなり、仕事もお客様もほとんどない2名局に管理者と正社員、それに期間雇用社員を置くという、全く無駄な体制を政治団体である局長会が守っています。
無駄に高い保険料を払って郵便局の経営を守る必要は全くありません。田舎の郵便局が無くなったら困るなんていう極少数派の意見を聞く必要もないですね。正社員なんか1人あれば十分に回せるのに、楽で高給取り、老後の年金も多額な局長の席を守りたいだけです。
かんぽ生命の保険はすぐに見直しておくべきです。
無駄に高い保険料を払っている保険は解約
窓口や保険外交員を介して入る保険は、本当に見直すべきでしょう。
はやりインターネットで展開しているネット保険は保険金も安く無駄も少ないと言えます。
私自身は県民共済に加入していますが、それ以前はオリックス生命に加入していました。解約もネットで簡単に済ませられますし、変な事も言われません。
民間の生命保険は解約するのにややこしい場合が多く、実際に社員と対面して行わなければならない場合が多いです。
郵便局の場合、赤バイクの社員は解約を受け付ける事ができません。なぜって?解約する必要がない保険を解約させて新たな保険に加入させてノルマと手当を獲得したからですよ。
今は窓口に行かないと解約できないため、平日に休みを取ったりする必要がありますが、それでも早めに見直して解約を検討しましょう。
保険の解約を阻む「解約対応マニュアル」の存在
各保険会社の窓口は「解約対応マニュアル」を必ず持っています。
解約する理由を聞いてきます。
- 保険料が高い
- 保険は必要ない
- 他社に加入した
主にこんな理由を言うお客様が多いです。
- 「保険料が高い」
これを理由にしてしまうと、今の保険料の半額くらいの保険を勧めてきます。
- 「他社に加入した」
これを理由にしてしまうと、他社の契約内容を聞き出し、同じような条件で安い保険を勧めてきます。
解約を窓口でしかできない理由はこういう事なんですよ。できる社員が対応してきたら、上手に根掘り葉掘り聞きだしされていいようにまた契約してしまいます。
何か言ってきたら「急いでるんでとりあえず解約処理してください。また後日来ます」と言えばOKです。
なぜ窓口で解約を阻むという違法行為をするのか
窓口で解約を阻むのは違法行為です。なぜそれが分かっていて社員は遠回しに解約をさせないようにするのか。
主にはペナルティがある事が原因です。
契約期間が浅い、特に2年以内に契約しているような保険は、保険を募集した社員に対してペナルティがあります。例えば、その時に手に入れた募集手当の返還や、解約された分はノルマに上乗せされてりするんです。
お客様の事なんか全然考えてない保険会社窓口の本性が出る部分ですね。やり手の社員であれば上手に対応しながらまた保険を勧めてきます。私なんか解約しにきても5人に1人は違う保険に加入させていましたからね。
自分でもクズだったと思います。保険料が払えないっていうお客様には「低金利で何もしてない貯金を保険料に回したらお金が生きてきますよ」などと口車をフル活用してましたよ(笑)
保険会社、郵便局の窓口でスムーズに解約するコツ
スムーズに解約をしてくれる窓口、特に郵便局ではこういう条件で行けば高確率で何も言わずに解約処理が進みます。
- 2名局で男性が局長で年寄り
- 営業時間終了間際に行く(郵便局は4時前)
これ、結構その辺にあると思います。局長が年寄りでおじさんの場合、事務処理をした経験がなく、営業もほとんどしてこずに成り上がった管理者が多いです。窓口が若い女性社員なら尚更何も言わずに解約です。ただし、かなり時間は掛かります。時間が掛かってる事にイライラしながら待っていれば、ほとんどの場合何も言って来ません。
窓口社員からすれば「そんなに時間がないならもっと早く来ればいい」と内面イライラしながら対応するので、さっさと終わらしたくなるんです。
恐らくどの保険会社の窓口でも言える事だと思うので、営業時間間際を狙って解約に行くのがいいでしょう。間違ってもこっちの余裕のある午前中などには行かない事ですね。
無駄な保険は持っておくだけ無駄が増えるので見直しと解約を
今契約している保険が、これまで説明してきたような3つの形なら、絶対に見直しをした方が良いです。
見直しはめんどくさいかもしれませんが、お金をドブに捨てるよりは絶対に良いと思いますよ。
なかなか分かりにくい部分でもありますので、保険の専門家に見てもらうのも良い手段です。
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保険を勧めて来ても断ればいいだけですからね。いい保険会社はお客様も多数受け持っているので、一人二人逃しても余裕なんですよ(笑)
加入している保険会社に「直接」見直しの相談や契約内容の確認なんか、保険会社からすればカモですからね。
少し時間を取って、しっかり保険の見直しをしてみるのも将来の資産に繋がる事になります。
保険証券と顔写真付き身分証明書(免許証、マイナンバーカード)、あと通帳の3つがあればどこの保険会社も基本的には解約できます。
最後までご覧いただきありがとうございましたm(__)m