【不適正募集】表に出ない投資信託の問題!手当目的に転がされ資産が増えなかった人も【郵便局】

投資信託
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かんぽの大規模不適正募集により地に落ちた郵便局

数年前に発覚し、表向きは調査も終わり全て終わり、そして営業再開

誰も入りませんよね、そういう会社の保険

実際に商品内容も時代にそぐわない、おススメできる保険はありません

もっといい商品が出ればここでもおすすめしたいんですが、恐らく現実的にはムリでしょう

あまりにもかんぽ生命の問題が大きすぎて、あまり表ざたになってないのが「投資信託の不適正募集」です

かんぽ生命の不適正募集は強制的なノルマやパワハラ体制などが言われていますが、もっと掘り起こせば「募集手当」の問題が根本にあります

この手当を目的に赤バイクの社員が通帳に高額にある遊んでいるお金で莫大な手当を得ていた事はあまり知られてないのではないでしょうか?

今回は、投資信託を利用して手当の搾取をしていた事例を解説したいと思います

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販売手当とは何?

販売手当とは何でしょうか?

簡単に言うと「お客様に商品を売った時に会社から貰えるお金」です

正直言うと、これが無いとお客様に自社の商品なんか売る気にはなりません

同じ給料なのにお金にもならない営業なんかしないですよね?

色んなものを売る会社はありますし、それを売る社員はそこら中にいますが、この販売手当がもらえるから売ってるという常識があります

会社は自社の商品が売れないと儲けが出ません

商品を売らせるために目標やノルマを課しますが、それだけでは売らない社員ばかり

1件売ったら1000円の手当が出ます

そう言われると「10人に売ったら1万、100人に売ったら10万」と営業するやる気にも繋がります

販売手当は悪いものではないと思います

商品を買う際に人を介して買う場合、例えば窓口で社員から買ったり、訪問してくる社員から買う

そういう場合は間違いなく売ってる社員に手当が発生します

それはお客様が出すお金から発生するものなので、手当分は割高になってると分かった上で買うようにしましょう

人が介して売ってる商品は、何かと上乗せ部分があり、それを負担するのはお客様というのは当たり前のことですね

投資信託のノルマ達成と販売手当の搾取問題

投資信託を売る事で、投資信託の運用会社から売った会社(郵便局や銀行)に手数料が入り、その手数料から売った社員に手当が支払われます

楽天やSBI証券などの証券会社から自社商品の投資信託を買うと、購買手数料が0円で運用手数料もかなり安い

郵便局や銀行の窓口や社員から買う投資信託には買う時に手数料を取られ、運用手数料もかなり高い商品が多いです

それは、人や会社を介した売り方をしてるため、色んな部分で費用が発生するからです

投資信託を売ると会社は儲かるので、社員に売らせようと目標(ノルマ)を課します

〇〇局(○○銀行)には年間10億円の投資信託販売目標を課します

こんな感じでノルマが掛かってきます

一人当たり○○円売ろう、みたいな感じで割り振られます

それだけでは誰も売る気が起きませんが、実際に1000万投資信託を売った場合、販売手当が10万以上貰えたんです

デカいですよね

自分のお金じゃなく、お客様のお金で投資信託を買わせると10万以上翌月の給料がアップするんです

郵便局は貯金の残高が社員には丸見えです

〇〇さんは1000万以上の貯金があるけど全然動いてない・・・この遊んでるお金に矢が立ちます

解約を繰り返してもノルマが達成された投資信託の問題

1000万の投資信託が売れると目標(ノルマ)も1000万達成です

一人1億売るノルマが課せられてる社員は、のこり9000万になります

そして、10万以上の手当が翌月に入ります

投資信託は上がり下がりのあるリスク商品で、下がる場合もあります

下がったらすぐに社員が飛んできます

下がった理由をしっかりとお客様にお伝えして、情勢がこうなると下がる、こうなると上がる、そういう説明をしてくれます

お客様は安心してまだ売らないという選択肢を選ぶ事が多いです

こういう部分は赤バイク社員の行動力の凄さです

そして、上がり下がりのある投資信託は、上がる情勢に突入します

上がったらすぐにお客様のところに飛んでいきます

1000万が数か月で数万、十数万の利益が出ています

投資信託では、数か月で数%動く事はよくあります(上がったり下がったりですが)

下がっても安心させるための説明をしますが、上がった時に甘い言葉をささやきます

「初めての投資なので、ここで1回儲けを確定しませんか?」

今は0.001%という超低金利時代ですが、数か月で今まで数年遊んでいた1000万の貯金が1020万に増えた!!!(利益は2%)

ほとんどのお客様は利益を確定します

そして、また下がる時期が来るんですが、ここでまた社員の甘い誘惑です

「あの投信が今下がってます。また買いませんか?」

もともと遊んでた1000万、数か月置いただけで20万も利益が出た

そりゃまた買いますよね

ここで社員からしたらこういう事が起きてます

  • 1000万が2回売れたのでノルマも2000万達成
  • 1000万で2回買ってもらったので、10万の手当も2回

投資というものは短期売買はおすすめしないのがセオリーですが、手当とノルマ目当ての社員はそういうセオリーは完全無視

こちらからおすすめしておきながらも、最終判断(買う・売る)はお客様がしたんだという建前があります

こういうお客様を10人以上捕まえたら、もうそれはそれは会社と社員からすると最高なんですよ

  • ノルマも達成、手当も相当もらえる
  • お客様も数十万の利益が出て最高

誰も損してない

これが表ざたになってない投資信託の問題です

お客様のお金を、10年以上こういう形で転がして、ノルマと手当を搾取していました

しかし、投資の基本である「長期投資」をしていれば、10年で倍以上になっていた商品で転がしていたんです

これが自分の親の資産だとしたらおかしいと思いませんか?

ゆくゆくは親の資産は相続するでしょう

もしまともな考えの会社でまともな社員から長期投資を考えて10年以上しっかり運用していれば・・・

郵便局が投資信託を売り始めた時期は爆上げ期間を含んでいた!

郵便局が投資信託を販売し始めた時に、ちょうどリーマンショックを挟んだ時期

株価がとんでもなく下がり、世界中がどん底になった時ですね

運悪く郵便局はその時期を挟んでしまい、かなり損益を出してしまったお客様や社員が多い時期でもあります

しかし、その頃はニュースでも最悪なものが多く、損しても「この時期に投資してしまった自分が悪い」と思う人も多かった時期です

しかし、リーマンショックで何もかにも下がった時に投資を始めた人も多い

ノルマも減るわけではないので、社員は手当目的に一生懸命売ってました

そして、リーマンショックからアベノミクスまでの爆上げに突入しました

リーマンショックで日経株価は8,000円を切りましたが、10年後には26,000円に持ち直しました

郵便局の主力商品は「USリート」というアメリカの不動産に投資するという投資信託

リーマンショック後、10年で4倍以上に跳ね上がりました!

ここで郵便局はとんでもない事を放置してたんですよ

先ほど言った手当目的で購入と解約を繰り返していただけでなく、毎月発生する分配金を現金で受け取らせていたんですよ

「お小遣いになりますよ」

「年金代わりになりますよ」

遊んでたお金が毎月十数万振り込まれる商品になったと、お客様はお得だと思ってそのまま持ってました

もちろん、損をしたお客様が居なかったので、大きな問題にもなりませんでした

ここで投資の基本「長期保有」「分配金を再投資」をしっかり守っていれば・・・

あなたの親の財産、1000万を社員のノルマと手当の為に転がされてなかったとしたら

1000万の親の資産が4000万円以上になってたんです

しかし、上手く言いくるめられてる親御さんは「貯金しても百円もつかないのに、あの人がおすすめした投信買ったら10年で200万も増えたわ」ってほくほく顔だったんです

本来の投資の基本であれば3000万も増えていたのに、増えなかった分は社員の手当と会社の手数料にすり替わっていたとも言えますよね

日本には二度とこういう好景気は来ないでしょう

私たちが生きている間ではリーマンショック後からアベノミクスまでの景気が最高でした

郵便局だけでなく、銀行の窓口などでも同じように多額の遊んでたお金を転がして手当を得ていた社員が多い

お客様は貯金よりは凄く増えたので文句言ってる人がいないんですよ

これが投資信託の隠れた不適正募集です

毎年、数百万の手当を得ていた社員もいます

それが10年以上ずっとです

お金が増えたお客様は、その社員を神のように崇めてどんどん資産を預けていました

かんぽ生命の不適正募集も酷かったですが、私からするとこちらの投資信託の不適正募集の方が悪質に感じていましたね

郵便局の不適正募集は販売手当目的が潜んでいた

かんぽにしろ、投資信託にしろ、不適正募集の原因はパワハラよりも販売手当目的と言えます

かんぽの場合は2年解約が無ければ販売手当の返納はない

という決まりがあり、契約時に2年分を前払い(前納)させるという手口が横行

保険料は払ったはずなのに支払いの催促はがきが来た!って駆け込んでくるお客様も多かった

すぐに担当の赤バイク社員に行かせて、嫌なら即解約です

手当も返納しなくていいし、社員によってはまた更に保険料の安い保険に加入させたりしていました

しかも、会社も黙認してましたからね

管理者である局長や部長も、部署のノルマが達成できないととんでもないパワハラが待ってましたから

少々の問題も目をつぶるんです

しかも、会社として赤バイクの営業社員は「基本給を下げる」という手段を取りました

基本給が下げ、販売手当で給料を補わないと食っていけないというとんでもない形にしたんです

会社がノルマと手当目当てに動けって命令してたようなものです

社員だけでなく、会社にも問題があったのは明白ですね

郵便局の不適正募集は今後は起こらないように選択肢から外しましょう

生命保険、医療保険、投資信託、預貯金

色々と考えるべき商品が多いですが、選択肢から郵便局を外したら問題は起きません

郵便局は政治団体です

本当に危なくなって潰れそうになっても、票欲しさで政府が助けてくれます

遠慮なく郵便局離れを加速しても社員は守られます

大変なのは配達部門ですから

最後までご覧いただきありがとうございましたm(__)m

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