郵便局は全国津々浦々に存在して便利な存在となっています
しかし、実際に各種手続きに時間が掛かる、後から電話があって間違ってたからもう1度来てくれ、という事も非常に多いのが事実
実は、郵便局の窓口にわざわざ行かなくても手続きできることは結構あります
あまり知られてない、郵便局自体も大きく声を上げてないオンライン手続きですが、なぜ広まらないのか、なぜ郵便局の窓口は遅いのか、これを開設したいと思います
郵便局に行かなくても出来る手続き
郵便局は「ゆうちょ銀行」と「かんぽ生命」と「郵便」という3事業の窓口になっています
基本的にはどれも窓口で手続き等はしないといけない、と思い込んでいるお客様も多いのが現状です
実際、郵便局はインターネット手続きを声を大にして宣伝していません
理由は後述したいと思いますが、ここからは窓口に行かずともインターネットで手続きできるもの解説します
貯金(ゆうちょ銀行)関係の郵便局の窓口に行かずにできる手続き
通帳の住所変更が郵送で手続きが出来ます
- ゆうちょ銀行のホームページ → 郵送で住所変更(住所移転届書の作成)
自宅で申込書なども印刷するので、パソコンとプリンターが必要になります
以下、通帳の住所変更のオンライン手続きの必要書類です
投資信託や国債の住所変更は更にマイナンバー確認書類が必要ですが、そもそも郵便局で投資信託は絶対におすすめしないので割愛します
- プリンター
- A4サイズの用紙(最大5枚)
- 封筒(長3封筒)
- お届け印
- 新住所が確認できる公的書類のコピー(運転免許証、各種保険証など)
ここでネックになるのが5の公的書類のコピーですね
コピー機能付きのプリンターでない場合は、どこかでコピーが必要なので職場やコンビニでコピーをするしかありません
今は安価なコピー機能付きのプリンターも出ています
サイトに通帳番号や新住所を入力してプリンターで印刷すればOKです
印鑑が複数あって分からない場合
最近はどこの金融機関も通帳に印鑑を表示しません
家に何個か印鑑があり、どれか分からないという人もかなり多いですよね
そういう場合は、窓口に行けば確認できますが、郵便局だと細かいマニュアル人間社員に当たるとめんどうな事を言ってきます
「印鑑だけの確認はできません」
確かにマニュアル上そうなんですが(厳密に言うと何か手続きをする前提がないと印鑑照合しない)融通効かない人間が多いのも郵便局と言えますね
それはさておき、どれがお届け印か分からない時は、お届け印欄にこれかな?と思う印鑑を全部押せばOKです
切手は不要!宛名ラベルを貼って郵送するだけ
後は1ヵ所自署する欄がありますので、そこにフルネームで自署します
あとはこの住所変更届と新住所の確認書類のコピーを封筒に入れます
封筒は「長3封筒」の大きさのを買いましょう
届出書と一緒に郵送用の貯金事務センター宛ての宛名ラベルも印刷されています
切手は不要ですので、宛名ラベルを封筒に貼り、そのままポストへ投函して終了です
印鑑変更(改印)はインターネットで手続きできません
住所変更はできますが、印鑑変更(改印)はできないので気を付けてください
これ、逆に考えると分かりますが、郵送で勝手に印鑑を変えられたら窓口でどんどん勝手に引き出されますからね
あくまでも住所変更をお届け印で郵送で手続きできるだけです
保険(かんぽ)関係のインターネットで出来る手続き
郵便局の保険関係(かんぽ)でインターネットで手続きで出来る手続きは以下の通りです
- 住所変更・電話番号の変更
- 登録家族・指定代理請求人の登録
- 契約者貸付(保険証券ごとに2回目以降の貸付)
- 入院・手術保険金の請求
- 保険料払込証明書の再発行
- 年金保険の現況届
登録家族や指定代理請求人は高齢者などの契約ではかなり重要になってきます
- 登録家族について → かんぽ生命・登録家族について
- 指定代理請求人について → かんぽ生命・指定代理請求人について
手続きには【マイページ】の登録が必須
インターネットで手続きする最低条件に「マイページの登録」が必要です
かんぽ生命マイページ → ご契約者さま専用サイト『マイページ』
保険証券(保険証書)の番号が分かるものが必要で、かんぽ生命のホームページから登録するようになります
まずはそれから、という流れになります
入院保険金、手術保険金の請求のインターネット手続きの大問題
入院したり手術をした場合はインターネットで手続きが便利です
しかし、かんぽ生命の保険金請求は非常に複雑です
契約内容によって大きく違ってくるからです
かんぽ生命はここ最近、どんどん特約が変わっています
特約によっては請求自体が簡易化されていて、そこは良くなっていると認めますが、あまりにもコロコロ変わるため、ちゃんと理解できている社員は極少数です
最悪、必要もないのに入院証明書で数千円払うハメになる事もあります
窓口に請求に行けば無駄な書類等は必要なくなりますが、最低2回は通う羽目になります
最初に必要書類を教えて、次の時に必要書類を確認して保険金の請求書に署名をもらうという順番になりますが、窓口社員のレベルが低いため、とにかく1時間、2時間と掛かる事も多いです
ご自分でインターネット手続きをするのにはかなりハードルが高いと言えます
挑戦するよりも、解約した方が早いと思います
高齢になったご両親の契約などは、保険金も極僅かしか出ない保険も多くなっています
ご両親と共に窓口に行き、解約返戻金を訪ねてみてください
古い契約はその分解約返戻金も多くなっている契約がありますので、現金化していた方が良い場合が多いです
- かんぽ生命の入院保険金などの請求 → かんぽ生命のホームページ
自分でやってやるという強者は上記サイトを参照にして下さい(笑)
契約者貸付(保険証券ごとに2回目以降の貸付)のインターネット請求
契約者貸付も手軽にできるのが保険を担保に貸付ができる契約者貸付です
しかし、これも色々と考えると利用しても損をする場合が多いです
まず、インターネット請求をする際は、2回目以降しか請求できません
理由は、初回の貸付請求時に、契約者本人の本人確認を窓口で必須となっているからです
契約者貸付で窓口に行った際は、一度どれくらい貸付できるかを計算してもらってください
契約者貸付は年間2%~6%もの貸付金利が掛かり、思った以上に利息を取られます
もしあなたが健康であれば、すぐに解約して入院保障はネット保険や県民共済に切り替え、余った保険料で積立をした方がずっとマシです(これはホントです)
契約者貸付を考えているなら、いっそ保険の見直しを考えた方が賢い選択と言えます
かんぽ生命は完全に時代遅れで無駄に保険料が高い保険ですからね
かんぽ生命の保険は手続きの前に見直しが一番大事
郵便局の保険(かんぽ生命)は加入していること自体がもったいない場合も多いです
一度しっかり契約内容を見直し、どれくらい掛け捨てか、どれくらいの入院保障か、よく見直してください
- 入院保障の考え方 → 【医療保険】本当に必要な保険に加入していますか?営業手法も解説【医療保障】
- 死亡保障の考え方 → 【相続税対策】死亡保障はいくら?いらない?どれくらい掛ければいい?【生命保険】
ほんと申し訳ないですが、かんぽ生命が上だという方は、理由を教えて欲しいですね
全て論破できます(笑)
引っ越した時は転送届、転送届もインターネット手続きでOK
引っ越した時は郵便物の転送手続きが必要です
- 郵便物の転送手続き → https://welcometown.post.japanpost.jp/etn/
ただし、ゆうびんIDを登録しそれから手続きしないといけません
窓口にスマホを持ってきて、どうやるの?って聞かれたこともありますが、その際は窓口備え付けの転送届をお渡ししていました
正直、手書きの方が早いんですよね(笑)
転送届は頻繁に行う手続きでもないので、ATMコーナーにも備え付けている郵便局が多いので、そちらの方が早いでしょう
ちなみに、個人の場合は印鑑は必要ないですが、印鑑が押されてないと突っぱねる社員もいますので、そう言われた際はクレーマーになりましょう