【医療保険】本当に必要な保険に加入していますか?営業手法も解説【医療保障】

生命保険
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入院保障とは、実際入院した時に加入している保険会社が決めた条件でお金を払ってくれる制度

加入する私たちの側からみた簡単な保険の

  • 保険会社には毎月決まった金額を払う(保険料)

保険に加入したら保険料を払うという負担が私たちに発生します

その対価として、入院や手術をした時に、その保険会社が保障(お金をくれる)

  • 入院したら最初に決めた一日当たり〇〇円という金額を日数分払う(入院給付金、入院保険金)
  • 手術したら最初に決めた手術の内容に応じてお金を払う(手術給付金、手術保険金)

すごく簡単に、保険会社がセールスする時もこういう形で説明してくると思います

保険によってはもっと細かく、ケガの場合、病気の場合、など制約もありますが、保険会社によってかなり違っています

保険会社のセールスマン、セールスガール、保険のおばちゃんたちは、言葉巧みの不安を煽り必要性をしっかり伝えて保険の契約を勧めてきます

ここから先は、保険のセールスに負けない知識と、これから保険を売る営業の仕事をする人、どちらにもためになる話かもしれませんので、ぜひ最後までご覧ください

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なぜか入院保障が大事だと押し付けてくる生命保険会社

入院保障の必要性、これで不安を煽る傾向が強いセールストークです

よくあるのが、実際に入院した場合にかかる費用がこれだけかかる!というセールストーク

  • 医療費・治療費
  • 食事代
  • 差額ベッド代(個室代)
  • 家族の交通費や食費
  • お見舞いのお返し

などなど、これを一日当たりどれくらい必要か、という試算で不安を煽ります

全国平均ではこれを全て足すと15,000円くらいなんですよ

平均入院日数は29日だと言われています

よくある保険セールストーク

この通り、入院「できた」と想定すると、以下のような入院費用が掛かります

15,000円 × 29日 = 435,000円

こうやって数字で出すと、結構掛かるな・・・と思うのが普通です

ちょくちょくある、セールストークのおかしなところ

これ、とある保険会社の営業話法であったんですけど、この必要経費には既におかしいものが含まれています

すぐにあれ?って思った方も多いと思いますが「お見舞いのお返し」はおかしいですよね

お見舞いは入院した方に、嫌な言い方をすると「現金」を包んで渡すという制度?のようなもので、それをくれた方に何かお返しの品を送るというものです

基本的には、もらった金額の半分から3分の1程度のお見舞い返しという形で品物を送ります

お見舞い返しに余分な費用は掛からないんですよ

もし、セールストーク中に「お見舞い返し」が入っていたら大いに突っ込みましょう

必要経費はしっかり分割してよく考えるべきですので、下記から解説していきます

高額療養費制度の素晴らしい制度とそれを利用した医療保険セールス

まず「高額療養費制度」という素晴らしい制度の話です

ざっと説明すると、1ヶ月の病院の医療費、自己負担額は月に約9万円までです

これ以上に医療費が掛かっても、9万円以上の部分は国が負担してくれるんですよ

日本の社会保障はバカにならない、すばらしいと思います

これは所得によっても違ってきますが、平均的なサラリーマン家庭なら9万円しか払わなくてもOKです

これを日額に直すと、9万円 ÷ 30日 = 3,000円

ほんとに素晴らしい制度です

高額療養費制度を利用した保険会社のセールストーク

これ、少額保障の保険を売る時によく使うセールストークですね

この保険は一日の入院で3000円お支払いします。少ないって思われるかもしれませんが、日本には高額療養費制度があって、自己負担する医療費は一日あたり3,000円くらいで済むんですよ

少額の医療保障を売るセールストーク

あー、なるほど、って思っちゃいますよね

最低限の保障を付けましょうっていうやつですね

更に年金暮らしの高齢者は上限額も減っているので、一日当たり2000円弱で済みます

年金暮らしのお年寄りには「医療負担は減っても、今入院したら2000円は負担するんですよ」という感じで加入を迫ったり、いや、保険をおすすめします

それともう一つ、今度は入院保障を大きくするセールストークです

日本には高額療養費制度があって1ヶ月あたり9万円くらいの負担で済みます。1ヶ月まるまる入院しても3,000円くらいで済みますが、入院日数は年々短くなってると思いませんか?

1ヶ月あたり9万円ですが、入院が1週間なら約13,000円は自己負担になるんですよ

高額の医療保障を売るセールストーク

こんな感じで売る相手によってというより、売る保険によって話が変わってきます

この高額療養費制度の数字を出した上に、更に数字を積み重ねます

高額療養費制度のおかげで一日当たり3,000円ですが、それに食費が1,300円です。もし入院したら個室でゆっくりしたくないですか?個室に入りたかったら5,000円から10,000円の差額ベッド代がかかります

入院費用を積み上げて行くセールストーク

最低保証を売りたい時は、ここまで言いませんが、徐々に負担額を増やしていくのがセールストークですね

ええ、私もしてましたよ(笑)

特に差額ベッド代は、その売る地域の病院のを調べて頭に入れておきます

「入院するとしたら〇〇病院が多いんですが、そこの個室代は15,000円です」

なんてサラっと説明するんですよ

こんな説明を受けたら、3000円に15000円に1300円に・・・入院したら軽く負担額が軽く2万円超えるじゃん!入院日数は短くなってるので13,000円に個室代に食事代に・・・ええ!?

ってなって欲しい訳ですよ、売る側からすれば(笑)

ただしこれは、実際に入院したらって話です

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