低金利時代が数年どころか十数年続いてます
もうお分かりと思いますが、預貯金で増える時代は終焉、日本の経済や状況を考えると2度と来ないと私自身が感じています
数年前から「投資」「資産運用」「投資信託(投信)」というワードを良く聞くようになりました
元金融機関にいた私には普通の事ですが、あまり馴染みがないって人は分かりにくいですよね
今回は【NISA】【つみたてNISA】について、なるべくわかりやすく解説したいと思います
NISA・つみたてNISAとは?初心者にもわかりやすく解説
まずはNISAを例にとって説明してみますね
NISAは「ニーサ」と呼びます
NISAを商品名だと勘違いしてるお客様も多かったですが、NISAという商品はありません
NISAが買いたいです!
確かにNISAってそういう商品名っぽいですよね
NISAというのは「口座」の一種です
私の場合は、「口座」=「箱」とイメージしてもらってました
NISAという口座(箱)を開いて、その箱に投資信託や株などを詰め込んでいく
こんな良い方をしていましたね
そのNISAという箱に入れた投資信託や株がすごく騰がったとします
儲けが出たら解約して利益を確定!
その時に、普通だと儲け多分の利益に20%の税金を国に巻き上げられます
投資信託(ファンド)を100万購入
翌月、大幅に上がって110万になってる!!
解約して10万の利益を得るぞ!
実際に得られる利益は 100,000円から税金(20%)を引いた80,000円
税金が2万円も引かれてますけど、儲け多分からなのであまり気にしないかもしれませんが・・・
もったいないですよね
NISA口座という箱にこの投資信託を入れてたら、この2万円は取られないんですよ
非課税制度というものですね
NISA・つみたてNISAは基本的にこの考えです
NISAとつみたてNISAの違いをわかりやすく解説
NISAとつみたてNISA、この2つの話をします
名称に「つみたて」がついてるので分かるとは思います
つみたての基本は
- 毎月一定額を毎月決まった日に買っていく
この、何を買うか、つみたてNISAの場合は「投資信託(ファンド)」になります
NISAとつみたてNISAの口座は別物です
それぞれ違う箱なんで、どっちかを選ばないといけません
制度的な違いは
- NISA = 箱に入れられるのは1年に120万まで
- つみたてNISA = 箱に積み立てていけるのは1年に40万まで
何百万ってお金が遊んでるって人はNISAを選ぶ方が多いかな?
これから少しづつ資産運用するって人はつみたてNISAを選ぶ感じですね
NISA・つみたてNISAの非課税期間・限度額の違いをわかりやすく解説
NISA、つみたてNISAの大きな違い
それが、税金を取られない非課税期間の違いです
先ほど、NISAは箱(口座)であり、その箱はNISAとつみたてNISAのどちらかを選択しないといけません
併用できたら一番ですけど、1年で選べる箱はどちらかなんですよ
NISAの非課税期間・限度額
- NISAの箱には1年間120万まで詰め込める
- その年に詰め込んだ箱は、5年の間、国が見られない(税金を取られない)
- その箱は年に1個が限度で、5箱まで作れる
NISAには1年120万まで詰め込めて5箱作れるので
- 120万 × 5箱 = 600万円
となります
5年という短期間で120万の箱を5個作って600万円の投信などの儲け分から税金を取られないようにできます
つみたてNISAの非課税期間・限度額
- つみたてNISAの箱には1年間40万まで詰め込める
- その年に詰め込んだ箱は、20年の間、国が見られない(税金を取られない)
- その箱は年に1個が限度で、20箱まで作れる
つみたてNISAは1年40万まで詰め込めて20箱まで作れるので
- 40万 × 20箱 = 800万円
となります
さっきのNISAよりも200万も税金をとられない限度額は多いですが、期間が20年と長いんですよ
これが大きな違いだと思いますね
限度額の800万円まで箱詰めする運用をするとなると
- 毎月33,000円を20年間、継続させる
これが条件になります
つみたて自体は自動で行われるんですが、かなり長期間になりますね
NISAとつみたてNISAの詰め込めるもの(商品)の違いについてわかりやすく解説
「NISA」と「つみたてNISA」は違う箱(口座)でありどちらかを選択します
そして、それぞれ詰め込める(買える)商品に違いがあります
- NISA = 株式・投資信託
- つみたてNISA = 金融庁が吟味した投資信託
かなりざっとした説明ですが、一般的にはこの2つが分かりやすいです
細かく言えば、国内ETFや国内リートとか入りますが、省略しますね
普通に買うとしたら投資信託です
NISAを選ぶ人とつみたてNISAを選ぶ人の違い
どちらの箱を選ぶか・・・
NISAの箱を選ぶ人はこういう特徴があるかな?
- 数百万の低金利貯金や、相続で大きなお金が入った
- 短期間(10年以内)の運用を考えてる人
投資というものに慣れている、ある程度知識がある人向けだと思います
つみたてNISAの箱を選ぶ人は
- 少額で投資始めたい
- 長期間の運用を考えられる人
初心者でも安心してスタート、これがつみたてNISAですね
長期間の運用(20年)が出来るので、若者向けでもあります
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